新湊地区

新産業都市の流通拠点とするため、富山・高岡地区の中間に位置する放生津潟を掘込港湾として整備し、昭和43年に開港した富山新港。 現在は5万トン級の大型船が入港し、定期コンテナ航路の開設により諸外国の船でにぎわっています。 平成4年には海王丸パークがオープンし、子どもから大人までの海の遊び場として広く親しまれています。 平成24年には、臨港道路富山新港東西線が開通し、東西地域の人や物のながれの円滑・効率化が図られるとともに、地域住民の利便性の向上などが期待されます。

沿革

鎌倉時代前期 越中守護所が置かれ、放生津湊として繁昌
江戸時代 加賀藩の廻米輸送、北海道・奥羽との交易で栄える
1961年(昭和36年) 運輸省第一港湾建設局の直轄工事として富山新港の建設工事に着手(東防波堤工事)
1968年(昭和43年)4月21日 富山新港(伏木富山港新湊地区)開港
1986年(昭和61年) 特定重要港湾に指定
1992年(平成 4年) 海王丸パーク完成
2002年(平成14年) 国際物流ターミナル完成、臨港道路富山新港東西線建設着工
2003年(平成15年) 海王岸壁(-7.5m)供用開始(通称 旅客船バース)
2007年(平成19年) 国際物流ターミナル拡張工事完成、臨港道路富山新港東西線 橋梁の名称決定『新湊大橋』『あいの風プロムナード』
2011年(平成23年) 国際物流ターミナル機能向上式典
2012年(平成24年) 9月23日 臨港道路富山新港東西線 車道部開通
2013年(平成25年) 6月16日 臨港道路富山新港東西線 自転車歩行者道(愛称:あいの風プロムナード) 開通

主な事業

◆臨港道路整備事業(富山新港東西線)

本臨港道路は、増大するコンテナ貨物を中心とする港湾貨物等の物流の円滑化および効率化を図るために、富山新港の東西埋立地を結ぶものであり、港口部の航路を跨ぐ主橋梁部の構造は中央径間を鋼桁、側径間をPC桁で構築した5径間連続複合斜張橋です。 平成24年9月23日に車道部、平成25年6月16日に自転車歩行者道が開通しました。

新湊地区(平成27年2月撮影)

港湾計画図(平成27年12月軽易な変更後)

臨港道路富山新港東西線とは

臨港道路富山新港東西線は、富山新港によって分断された東西地域を結ぶ橋。 物流の効率化や交通アクセスの向上など、様々な効果が期待されています。

■ 臨港道路富山新港東西線を知る5つのポイント

● 構造『車道と自転車歩行車道の2層構造を持つ複合斜張橋』

fig06

主径間(東西主塔間)を鋼桁、側径間をPC桁(プレストレストコンクリート桁)で構築した橋桁を、主塔に設置した72本のケーブルによって支える複合斜張橋です。車道は2車線あり、その下には全天候型の自転車歩行者道が通っています。この自転車歩行者道にはウォークインスルー形式のエレベーターでアプローチすることができます。

● 規模『主橋梁部約600m、主径間360mの日本海側最大の斜張橋』

臨港道路富山新港東西線の延長は約3,600mあり、そのうち主橋梁部は約600m(主径間360m)で日本海側最大の斜張橋といえます。東西主塔の高さは約127mとなっており、橋桁から海面までの高さは約47mで、大型船もスムーズに航行することができます。

● 安全対策『最新の技術による高い耐震性・耐風性』

地震エネルギーを吸収する制振装置を取りつけ、阪神淡路大震災級の大地震にも耐えられるようにしているほか、風をスムーズに流す風切り構造によって橋の振動を少なくしています。またこのほかにも、積雪、塩害、摩耗などに対してそれぞれの対策が施されています。

● デザイン『白をいかして美しくシャープな印象』

橋梁はA型主塔を採用し、白色で統一することによって、周囲とも調和するシャープで美しいデザインとなっています。自転車歩行者道は落ちついたな雰囲気の木造歩廊をイメージし、地上50mの眺望を楽しめるエレベーターホールや一定間隔の拡幅空間、半間接照明を設けることによって、空間にアクセントを持たせています。

● 安全対策『最新の技術による高い耐震性・耐風性』

臨港道路富山新港東西線の完成により、今までの約1/3の時間で東西地域を行き来できるようになり、物流の円滑化を図ることができます。また、地域同士の交流が盛んになると同時に、県内外からの観光客が増加し、まちの活性化にもつながります。

◆ 事業概要

計画延長 約3,600m
桁下空間 最高水面+47m
計画速度 50km/h
車線数 2車線(道路幅3.5m×2車線/路肩の幅1.25m)
最急縦断勾配 2車線(道路幅3.5m×2車線/路肩の幅1.25m)
主橋梁部構造 5径間連続複合斜張橋600m

■ 臨港道路富山新港東西線Q&A

臨港道路富山新港東西線に関して、皆様から寄せられたご意見・ご質問にお答えしています。 ここに掲載された以外のご意見・ご質問のある方は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

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● 新湊大橋が建設されることとなった経緯について教えて下さい。

富山新港は、新産業都市建設における新しい臨海工業地帯の基幹的流通拠点として昭和36年に建設に着手し、昭和42年に道路・鉄道のあった港口部を開削、昭和43年に開港しました。その後、周辺には多数の企業が立地し、また、コンテナを扱う国際物流ターミナルや旅客船バース、海王丸パークなども整備され、現在では物流・産業・交流の拠点として伏木富山港の拠点として伏木富山港の中核的役割を担っております。こうしたなか、増大する港湾物流の円滑化・効率化を図るため、新湊地区港口部の東西地区を結ぶ臨港道路が計画され、平成14年度より現地着手し、平成24年9月23日に供用しました。

● 地震対策はどうなっていますか。

新湊大橋は、平成7年の兵庫県南部地震、平成16年の新潟中越地震のような大規模地震にも耐えられるように設計されています。 地震が発生したときに、地震のエネルギーを吸収したり、橋がゆっくりと揺れるようにする3種類の制震装置(弾性拘束ケーブル、オイルダンパー、免震支承)を取り付け、地震時の揺れを和らげるための工夫が施されています。

  1. 弾性拘束ケーブル:主桁と主塔をPCケーブルによって、弾性固定とし、橋脚と塔に対する主桁の慣性力分担率を調整します。
  2. オイルダンパー:主桁と主塔の間にオイルダンパーを設置し、地震時のエネルギーを吸収します。
  3. 免震支承:主塔及び橋脚上の支承には免震支承を採用し、履歴減衰による橋の応答値低減を図っています。

● 新湊大橋のケーブルの本数、総延長及び太さを教えて下さい。

新湊大橋の西側と東側の主塔から斜めに張っているケーブルの本数は、合わせて72本あります。1主塔あたり36本のケーブルで主桁を支えており、総延長は7,743mになります。 ケーブルの太さは、主桁を吊る位置でそれぞれ異なります。主塔に近いところでは直径95mm(7mmの鋼線を109本束ねたもの)、主塔から遠いところ(橋の中央部)では直径133mm(7mmの鋼線を211本束ねたもの)になります。

● 新湊大橋は橋桁から海面までの高さが47mあるそうですが、それは橋の中央ですか?それとも2本の主塔付近ですか?

新湊大橋は、富山新港の航路を横断して架けられています。桁下の高さは、この航路を航行する船舶の支障にならない様に、航路幅270mにかかる桁下部分(東西主塔のやや海側の間)で最高水面+47mを確保しています。 新湊大橋は、曲線を描いていますが、その曲線の一番高いところ(中央部)は、航路の端よりも若干高くなっています。

● 車道は一般道と同様に歩くことができますか。

車道は車専用で歩くことは出来ません。歩行者や自転車は車道の下部に設置された自転車歩行者道を利用してください。

● 新湊大橋の通行は有料ですか。

新湊大橋の通行は、車道、自転車歩行者道ともに無料です。

● 新湊大橋の保守保全はどこが担当ですか。

新湊大橋は平成24年9月14日から港湾管理者である富山県が管理しています。

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